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※ガソリンエンジン車のオイル交換、どうしたらいいかと悩んでいませんか?
人間の体で例えると、車を動かす為の動力を作っているのが心臓部のエンジンです。ガソリンが人間の活動する時に必要なエネルギーだとすれば、エンジンオイルは体内をめぐっている【血液】に当たると言えます。
血液の循環が悪くなると体温調整ができなくなり、人間でも重い疾患になるなど様々な体調不良を引き起こすように、自動車もエンジンオイルの劣化や減少でエンジンのオーバーヒートや焼き付きなど重大なトラブルの原因となります。
適切なガソリンエンジンオイルの交換により、燃費の向上はもちろんのこと、安心、安全、快適な走行を実現させていきましょう。
お客様からのお問い合わせやご質問が多い項目に弊社目線でお答え致します!
ガソリンエンジンとは、ガソリンを燃料として空気との混合気を作って、圧縮から点火、爆発までの工程をシリンダ内のピストンの往復運動で行い、動力を作っているエンジンのことをいいます。
ガソリンエンジンの仕組みから現在の普通乗用車で使用されているほとんどが、4サイクルのレシプロエンジンタイプです。(一部ロータリーエンジンタイプもあり)
吸気、圧縮、燃焼(点火・爆発)、排気を高速でサイクルさせているため、シリンダ内部の燃焼ガスの温度は約2,000℃以上になると言われ、ガソリンエンジン内部を循環しているオイルには、高温、高速運動、高摩耗に適したモリブデンが多く配合さています。
エンジンオイルは乗用車のオイルの中でもっとも身近なオイルです。ガソリンエンジンオイルの役割は下記7つあると言われています。
1,潤滑効果 2,密封効果 3,冷却効果 4,洗浄効果 5,防錆効果
6,防塵効果 7,応力分散効果
ガソリンエンジンオイルは、密封効果、冷却効果、応力分散効果の機能を特に高められた特徴をもっています。
エンジン内部でガソリンの燃焼室になるシリンダは、ピストンとの間の隙間から、燃焼ガスが漏れないように防ぐ必要があります。ガソリンエンジンオイルが燃焼室の密封性を高めることによって、燃焼エネルギーを効率よくピストンに伝えることができます。(密封効果)。
エンジン内部ではガソリンが点火・爆発を繰り返しており、常に高温にさらされています。更に金属同士が擦れ合う摩擦熱も発生し過酷な状況になっています。ガソリンエンジンオイルが循環することにより燃焼熱及び摩擦熱を移動させて熱を運び去る働きをしています。(冷却効果)。
エンジン内部では金属同士が高速でぶつかり合っており、局部的に大きな荷重を受けやすい状況になっています。そのパーツの局部にかかる負担を油膜により緩衝し吸収する働きもガソリンエンジンオイルには求められます。(応力分散効果)。
エンジンオイルの規格にはAPI規格というものがあります。ガソリンオイルの場合はSAから始まりSPまで存在します。アルファベットが後半に進むにつれて高品質となり、現状SPグレードが最高性能となります。
またガソリンオイルの専用油だけではなく、ガソリン車にもディーゼル車にも使える兼用のオイルもあります。兼用油のグレードには『SN/CF』等の表記があり、前半はガソリン車のグレード、後半がディーゼル車のグレードになっています。
国際潤滑油規格ではILSACという規格があり、日米のガソリンオイルの品質に関するガイドラインも存在しています。ILSAC規格ではGF-1から始まりGF-6まで存在して現状ではGF-6が最高規格となります。認証品にはスターバーストマークが記載されますので、API規格のシンボルマークと合わせて記載表記があるガソリンエンジンオイルを選択するようにしましょう。
自動車のエンジンを動かす為に重要な役割を果たしているエンジンオイルですが、ガソリンのエンジンオイルにはエンジンを常にベストな状態に保つために、下記のような添加剤が配合されています。
添加剤の種類 | 特徴や役割 |
---|---|
摩擦防止剤 | エンジン内部の摩擦を低減し、エンジン各部の摩擦を防止する。 |
酸化防止剤 | 酸化によりできる腐食性の酸やスラッジの生成を防止する。 |
洗浄分散剤 | スラッジやススをオイル内にとどめ、小さい粒子のまま分離浮遊させ、固まりを防ぐ。 |
油性向上剤 | 金属表面に吸着して油膜を作り、摩擦を小さくしてオイルの粘度低下を抑制する。 |
極圧剤 | 金属と反応して油膜を作り、金属接触がおこるのを防止し焼き付きを防ぐ。 |
腐食防止剤 | 金属同士の腐食を防止する。 |
防錆剤 | 金属表面に防錆膜を作り、水や空気と接触して錆びるのを防ぐ。 |
消泡剤 | 発生した泡を速やかに消し去り、金属同士の潤滑面の潤滑不良を防止する。 |
粘度指数向上剤 | 低温時の粘度上昇を抑え、高温時には粘性を保たせる。 |
流動点降下剤 | 低温下でオイルを固まりにくくして、オイルの継続流動性を維持する。 |
金属不活性化剤 | 金属の触媒作用によっておこる、オイルの劣化や酸化を防止する。 |
ガソリンエンジンオイルの交換目安は走行距離を1つの基準としています。また交換目安は車種や使用用途により大幅に変わってきますのでご参考程度にご覧ください。
おおむね、ガソリン車全般で共通認識とされています、走行距離5,000㎞、交換期間6ヶ月が理想となります。5,000㎞を超えて走行した場合、燃焼カスや鉄粉によりガソリンエンジンオイルが飽和状態になり、潤滑効果のパフォーマンスが一気に低下します。すぐにエンジンが焼き付きをおこし、壊れることは絶対にありませんが、省燃費走行は間違いなく出来ません。
一方で走る距離が短くても山間部やオフロード走行が多い場合。エンジンの高回転、高スピード走行など『シビアコンディション』のハードな運行をされている場合。高年式車両、10万㎞超車輛などは交換目安の5,000㎞が持たないケースが多くありますので、早めの補充や交換が必要となります。
油量が規定量から少なくなればエンジンから異音が発生して、焼き付きをおこす可能性があります。修理費も莫大にかさむ為、こまめにメンテナンスをすることをおすすめします。
車種 | 交換距離の目安 | 交換期間の目安 |
軽自動車 | 約5,000km | 約6ヶ月 |
普通乗用車 | 約5,000km | 約6ヶ月 |
普通乗用車(ターボ) | 約3,000~5,000km | 約6ヶ月 |
ハイブリッド車(ガソリン) | 約5,000~7,500km | 約6ヶ月 |
ガソリンエンジンオイルを交換するのに気になるのが費用です。自動車を持っているドライバーなら一度は経験があると思います。サイズ別に弊社の価格を基準にお知らせしますのでご参考程度にご覧下さい。
軽自動車は約2.5ℓのガソリンオイルを交換します。オイル交換作業工賃は約500円+オイル代になります。
普通乗用車は約3.0ℓのガソリンオイルを交換します。オイル交換作業工賃は約500円+オイル代になります。
大型乗用車は約4.0ℓ以上のガソリンオイルを交換します。オイル交換作業工賃は約500円+オイル代にります。
車種 | 交換費用(工賃込み) | 交換作業時間 |
軽自動車 (ハイブリッド含む) | 約2,500~3,000円 | 約15分 |
普通乗用車(ハイブリッド含む) | 約3,000~3,500円 | 約15分 |
大型乗用車(ハイブリッド含む) | 約4,500~6,000円 | 約15分 |
ガソリンオイルの状態を確認する方法をお知らせします。正しい方法で確認しないと車輛(オイル)の現状も把握できず、自身には怪我や火傷のリスクが伴います。
下記3点の注意点を守ってガソリンエンジンオイルの点検を行いましょう。
1.エンジンを確実に切って、時間を置いてから(エンジンを冷ましてから)点検しましょう。運転中はエンジンが高温となりガソリンオイルも高温となる為、正確なオイル数量は計れません。10分程度待ってから作業を開始しましょう。
2.オイルのレベルゲージはウエス等できれいにふき取ってから確認しましょう。作業は簡単です。最初にエンジンオイルのレベルゲージを引き抜きます。次にゲージに付着したオイルを拭き取ります。最後に再度レベルゲージを差し込み、引き抜いた後の油量を確認します。色素に関することですがガソリンエンジン車のオイルは透明な茶褐色でキレイです。
オイルの劣化状態はウエスに拭き取った時のススや金属粉の多さで判断します。
3.ガソリンエンジンオイルが、オイルレベルゲージの『MINとMAX』あるいは『EとF』の間にあるかを確認しましょう。少ない場合はガソリンエンジンオイルの補充が必要ですし、多い場合は抜き取りが必要となります。
多数のお客様及び一般需要家様からご相談を頂いております、ガソリンエンジンオイルの交換に関してでしたが、少しでも弊社がお役に立てればありがたいと思います。
瀬戸内油業は約55年間に渡り瀬戸内界隈のエネルギーの安定供給に携わってきました。エンジンオイルのECサイトもお客様からのお声掛けがあって立ち上ったプロジェクトです。
当社のガソリンエンジンオイルは石油製品元売り(エネオス、出光、シェル、コスモ)直送のガソリンエンジンオイルです。価格や品質には自信があります。是非この機会にご検討下さい。
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